いとしき日々よ

 いとしき日々よ 歌手:平井堅 作詞:平井堅・松尾潔

 2011年5月リリース、平井堅34枚目のシングル。TBSテレビ開局60周年記念ドラマ『JIN-仁-完結編』の主題歌。平井堅の伸びやかな高音が綺麗なメロディーに映えるナンバーです。

 歌詞はこちらで。

 『JIN-仁-』は大沢たかお演じる天才外科医・南方仁が幕末の江戸にタイムスリップし、薬品も道具も乏しい世界で、己の知識と経験を駆使して病に立ち向かい奮闘する姿を描いたドラマでした。歌詞はその世界観に合わせて書かれたと思われます。

 1コーラス目のAメロ。

たとえ時がうつろうと 縫いあわせた絆は決してほどけない

引用元

 「縫いあわせた絆」というフレーズ。ドラマの中で南方仁が怪我を負った人を縫合手術で救い、絆を深めていくというシーンがいくつかあります。この時の縫合で培った絆という意味合いも含まれているのではないでしょうか。

 南方仁は時代の修正力という見えない力で、幕末の時代から何度も消されかけ、結果的に現代に戻っていきます。その際に彼が想いを寄せていた武家の娘、綾瀬はるか演じる立花咲へ贈ったラブソングだという解釈が一番しっくりくるのかなと思います。

 2コーラス目のAメロ。

今も胸に残るよ 世界で一番美しい夕陽が
ああ その瞳には 不安より大きな希望が輝いてた

引用元

 これは、夕陽の中で仁が咲にプロポーズをする場面があり、その時の事を謳ったものでしょう。

 他にも

あなたの手を 強く握ることも あなたを抱きしめることも
許されない運命(さだめ)だと知ってても その笑顔に
その涙に そのひたむきな想いに触れたかった
ただ近くで 見つめあえるだけで 幸せのすべてを知った
道のさきに哀しみが待ってても その願いを その言葉を
そのひとすじの光を守りたかった いつまでも…

引用元

 これらのフレーズから、違う時代を生きる人間同士で、成就されない想いの切なさがうかがえます。

 では本当に仁から咲へ贈るラブソングという解釈だけでいいのでしょうか。私はサビの最後の部分にそれだけではないというヒントを見つけました。

 立花咲の他に、仁が深く関わった人物がいます。中谷美紀演じる花魁の野風。内野聖陽演じる歴史的に有名な坂本龍馬です。咲も含めたこの3人の事を謳ったのではないかと思うフレーズです。

忘れはしない この体が消えても
あなたに吹く風よ あなたに咲く花よ あなたと追いかけた明日よ
また会いたくて

引用元

 「吹く風」=野風、「咲く花」=咲、「追いかけた明日」=大いなる大志を抱いた坂本龍馬の事ではないでしょうか。つまり一人の女性に向けたラブソングだけではなく、その時代を生きた人達へ贈るメッセージソングだと思います。

 隠しキャラ的に使われたフレーズが正解かどうかは分かりません。私自身の個人的な想像ですので(笑)

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