愛をこめて花束を

 愛をこめて花束を 歌手:Superfly 作詞:越智志保・多保孝一・いしわたり淳治

 2008年2月、音楽ユニット「Superfly」の4枚目のシングルとしてリリース。TBS系ドラマ「エジソンの母」の主題歌でした。

 歌詞はこちらで。

 最初にこの曲を聴いた時は「記念日に恋人に花束を贈る歌だろう」程度の認識しかありませんでした。確かに花束を贈る歌には間違いないのですが、それは単なる贈り物ではなく大きな「感謝」が込められていたのです。

 恐らくこの曲の主人公(以下、彼女と表記)は、長く大きなトンネルの中で迷い苦しみ、もがいてやっと希望の光が見えてきたのではないでしょうか。

二人で写真を撮ろう 懐かしいこの景色と
あの日と同じポーズで おどけてみせて欲しい

引用元

 1コーラス目は、彼女が「あなた」と懐かしい場所を訪れる場面から始まります。

約束したとおりあなたと ここに来られて本当に良かったわ

引用元

 暗いトンネルの中で苦しんでいた彼女。“あなた”と「元気になったら、また一緒にあの懐かしい場所に行こうよ」と約束し、彼女自身もそれを励み、に必死に頑張ってきたのでしょう。 

 そしてようやく訪れた場所。彼女の溢れんばかりの喜びが伝わってきます。

 彼女が元気になるまで、かなり遠回りをしています。それは何故だったのか?

昨日とよく似た今日は 何気ない分かれ道を
分かって選びそびれた 臆病のせいでしょう

引用元

 2コーラス目のAメロの部分で、彼女は自分の臆病が原因だったのだろうと分析しています。臆病が故に一歩が踏み出せず、昨日とよく似た今日ばかりを過ごしていた・・・違う明日を迎える事が出来なかったのです。

 続く、Bメロの部分

私は泣くのが得意で 最初から慰めを当てにしてたわ
何度も間違った道 選び続けて 正しくここに戻ってきたの

引用元

 人生が上手くいかない事を嘆き、人の慰めを当てにする「他力本願」な考えから抜けきれずにいたのも原因のひとつでした。そして迷いながらもちゃんと立ち直れたのです。

 苦しみ抜いた彼女は幸せに対する価値観も変わりました。

無理に描く理想より 笑い合える今日の方が ずっと幸せね

引用元

 「こうありたい。こうでなければいけない。」と背伸びするよりも、「あなた」と笑い合える「等身大の幸せ」。今の彼女にとっては、この価値観の変化が一番大きかったのかもしれません。

 正しく「あなた」の前に戻ってこれた彼女。優しく見守り、励ましてくれていた「あなた」へ心を込めて感謝の花束を贈ります。

 そして最後に「いつまでもそばにいて」とお願いをします。

 「あなた」とは一体誰なのでしょうか。恋人?旦那さん?親?・・・もしかしたら友達かもしれません。

 男女の愛、夫婦愛、家族愛、友情が育む愛、色々な取り方ができますが、彼女にとっては「いつまでもそばにいてほしい」大切な相手である事は間違いないでしょう。

 愛の力が彼女をトンネルの出口へと導いたのですね。

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